• Zukan (Picture Book)

  • 2200円
  • 2005年12月21日
  • くるりの思春期 『ワルツを踊れ』『Philharmonic or die』と並んで大好きなアルバム。 2000年1月に初めて聞いた時のショックは忘れられない(まぎれもなくショックだった)。 くるりのキャリアでもこの時期特有の、破天荒でエクストリームなサウンドが鳴っている。 「こんなんじゃ興奮しない。もっと新しい音を鳴らしたい。くるりを世に問いたい」 音がそう言っている感じ。 ピュアすぎてクラクラする。

    このアルバムは「図鑑」です 作風が変わるバンドのファンになると、「もの凄い好きなアルバム」と「そんなにでもないアルバム」がどうしても出てくると思うのだけれど 自分にとって、くるりの「もの凄い好きなアルバム」は図鑑です。 アルバムの中でも1曲ごとにも作風が色々でそのあたりが「図鑑」っぽい。 歌詞も強烈な言葉がポンポンと飛び出し、なんというか作者のイライラを感じる。 ホントに好きな曲だらけだが、1曲挙げるなら「宿はなし」かな。 この曲の雰囲気は新作の「ブレーメン」に通じるものがあると思う。

    完成度の高い作品 青い空や街も良いですが、このアルバムでは、マーチと宿はなしをお勧めします。 このアルバムに興味を持ったら試聴だけでもいいので、聴いてほしいです。 レンタルや中古で買ったほうが安いですが、単曲買いの場合は200円でも高くないと重いますよ!

    なお新しきくるりの世界 このあいだ、「ワルツを踊れ」がリリースされて、高評価のくるりですが、アルバム「図鑑」には、他のアルバム、他のバンドにはない音があります(もちろん、「ワルツを踊れ」も大好きです!)。実験的でありながら、攻撃的なところもあり、さらに不思議な膜に包まれるような浮揚感を感じさせられるこのアルバムは、どこかひねくれた少年を思い起こさせます。個人的なことを言えば、チアノーゼ、ロシアのルーレットとかが好きですね。

    この切れ味! Mansunの最高傑作「SIX」を彷彿とさせる、転調につぐ転調、爆音ギター。全身キズだらけにしながら進んでくような歌詞世界。くるりはこの後、ウラ国民的ロックバンドとしてブレイクしていくわけですが、今後どんな良いアルバムを作っても、この作品以上に僕を切り裂いてくれることはもう無いでしょう。 ポップミュージックの可能性を追求したくるりの最高傑作です。

    ピアノガール 大好きな1曲。くるりの中では、一番にくる。 とにかく、疲れたとき聞く

    思い出のアルバム ジム・オルークとのコラボレーションが5曲もあり、いわゆる日本語によるロックにある種の抵抗があった僕に新たな視点を切り開いてくれた一枚。 この後のくるりの音楽性や活躍を示唆するアルバム。 表名曲が”ばらの花”だとすれば、最終曲の”宿はなし”は裏名曲だっ。 今後の更なる発展を期待して、レートは★★★★にしておいた。