コロムビアの転機か? その前年まで、彼女のプロジェクトはかなり力を入れていたはずなのに、 この年から、何だかプロモーションをはじめ、脆弱になったような気がしてならない。 シングル盤しかり、このアルバムしかり、スカーレットで、ビジュアルよりも、まず曲を聴いてくれ、とでもいいたいのかもしれないが、音楽はやはりリスナーへのひとつの贈り物だから、それまでのジャケット作りから、イメージが一気にかけ離れた感は否めない。しかし、アルバムな収録の、シングルにもなった「悲しい人」は出色のできばえであり、彼女の制作力は以前とかわらず、安定を増していて、中身はけっしてファンを裏切ってなどいないのは素晴らしい!