再び路上で 佐野元春はデビュー時から「ロックンロールは成長を歌っているんだ」と言い続けている。 佐野自身それを実践してきたと思う。 聴き手が「ロック」と感じとれる音とは別の冒険も随分してきた。 それに付き合ってきた。 別の冒険も楽しかったが、本来の場所へ再びエレクトリックギターを掻き鳴らし 再び路上へ戻って来てくれた。 付き合ってきて良かった。 「ロックンロールは成長を歌っているんだ」 OK! 佐野元春が、再び路上に戻ってきたんだ!!

合言葉は【On The Road Again】 ロックンロールの最小にして最強のフレーズ、【OhYeah!】と【Hey!】。 日本でもっともこのフレーズをかっこよく響かせることのできるアーティスト、佐野元春。 『星の下 路の上』はそんな佐野元春の真骨頂。  合言葉は、【On The Road Again】。

これは・・ホーボーキングでもハートランドでもない! このサウンドの新しさは『Wild Heart 冒険者たち』を最初に聞いたときの驚きに似てる。 あれから20年・・元春はまたも新しくスタートした。ヘヘイヘイ!!!

拝復、路の上で 私はこの曲を、褐色の肌に風を帯として、灰を衣服として纏う行者に捧げたい。彼らは、己を曝け出し大いなるものと対峙し、極限まで自身を追い込んで偉大なる直観智を求める者たちである。青年よ、光と共に。